胸が垂れたら元に戻らない?原因と改善方法を解説

「以前より胸の位置が下がった気がする」「授乳後から胸が垂れてしまった」「垂れた胸は自然に元に戻るの?」
このようなバストの変化に悩んでいる方は少なくありません。
胸が垂れる原因には、加齢による皮膚の弾力低下や、妊娠・授乳、体重変化などが関係しています。
一度伸びた皮膚や下垂した乳房が自然に元の状態へ戻ることは難しく、筋トレやマッサージだけで乳房の位置を大きく改善することはできません。
ただし、下垂の程度や原因によっては、美容医療によって胸の位置や形を整えることが可能です。

東京ココセランクリニックでは、約1,500例のたるみ治療をはじめとし、豊胸、目周り、鼻、体の脂肪吸引や脂肪注入をおこなってきた形成外科専門医が執刀します。(2022年9月〜現在)

この記事では、胸が垂れる原因やセルフケアで改善できる範囲、乳房吊り上げ術や豊胸による改善方法について詳しく解説します。

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胸が垂れたら自然には元に戻らない?

結論からいうと、一度下垂した胸を自然に元の位置へ戻すことは難しいとされています。
乳房は主に乳腺組織や脂肪組織で構成されており、皮膚や周囲の結合組織によって支えられています。
加齢や妊娠・授乳、体重変化などによって皮膚が伸びたり、乳房のボリュームが減少したりすると、胸の位置や形が変化します。
軽度の変化であれば、体重の安定や姿勢の改善などによって見た目の印象が変わることはあります。
しかし、伸びた皮膚を大きく縮めたり、下がった乳頭や乳腺組織を元の位置に戻したりすることは、セルフケアだけでは困難です。
特に乳頭の位置が下がっている場合には、乳房吊り上げ術などの外科的な治療が選択肢になります。

胸が垂れる主な原因

胸の下垂は、年齢だけでなく、さまざまな要因によって生じます。

1. 加齢による皮膚の弾力低下

年齢を重ねると、皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどの構造が変化します。
皮膚の弾力が低下すると、乳房の重みを支えにくくなり、徐々に胸の位置が下がることがあります。
また、加齢に伴って乳腺組織や脂肪の分布が変化することも、バストの形に影響します。

2. 妊娠・授乳による胸の変化

妊娠中はホルモンの影響によって乳腺が発達し、胸のボリュームが増加します。
その後、授乳期を経て乳腺が縮小すると、胸のボリュームが減少し、皮膚の余りが目立つことがあります。
なお、胸の下垂には妊娠に伴う乳房の変化や体重変動なども関係しており、授乳そのものが必ず胸を垂れさせるわけではありません。

3. 急激な体重減少

乳房には脂肪組織が多く含まれているため、体重が減少すると胸のボリュームも減ることがあります。
特に短期間で大きく体重が減少した場合、脂肪の減少に皮膚の収縮が追いつかず、胸がしぼんだように見えることがあります。
このような場合には、胸の位置だけでなく、ボリューム不足も同時に生じている可能性があります。

4. 生まれつきの乳房の形や皮膚の特徴

胸の大きさや形、皮膚の弾力には個人差があります。
乳房のボリュームが大きい方や、皮膚が伸びやすい特徴を持つ方では、比較的若い年齢でも胸の下垂が気になることがあります。

5. 長期間にわたる重力の影響

乳房は日常的に重力の影響を受けています。
胸の大きさや皮膚の状態などによっては、長期間にわたる重力の影響が下垂に関係することがあります。
ただし、胸が垂れる原因は一つではなく、複数の要因が重なっていることが一般的です。

胸の下垂にはどのような種類がある?

胸が垂れているように見えても、実際には乳頭の位置が下がっている場合と、胸の上部のボリュームが減少している場合があります。
この違いによって、適した改善方法も異なります。

乳頭の位置が下がっている

乳頭が乳房下溝(胸の下側の折れ目)より下に位置している場合には、乳房下垂が生じている可能性があります。
下垂の程度によっては、余分な皮膚を切除し、乳頭・乳輪の位置を整える乳房吊り上げ術が適しています。

胸の上部がしぼんでいる

乳頭の位置は大きく下がっていなくても、デコルテから胸の上部にかけてボリュームが減少すると、胸が垂れたように見えることがあります。
このような場合には、シリコン豊胸や脂肪豊胸など、ボリュームを補う治療が選択肢になることがあります。

下垂とボリューム不足が同時に起きている

妊娠・授乳後や大幅な体重減少後には、胸の下垂とボリューム不足が同時に生じることがあります。
この場合、乳房吊り上げ術だけでは希望するボリュームが得られず、豊胸だけでは乳頭の位置を十分に改善できないことがあります。
そのため、乳房吊り上げ術と豊胸を組み合わせる方法が検討されます。

垂れた胸は筋トレやマッサージで改善できる?

胸の下垂が気になり始めると、筋トレやマッサージなどのセルフケアを試す方も多いでしょう。
しかし、これらの方法で下垂した乳房を元の位置に戻すことは難しいと考えられています。

胸筋トレーニング

大胸筋を鍛えることで、胸の土台となる筋肉の厚みや姿勢に変化が生じる可能性があります。
ただし、乳房そのものは筋肉ではなく、主に乳腺と脂肪で構成されています。
そのため、筋トレによって伸びた皮膚を縮めたり、下がった乳頭の位置を直接引き上げたりすることはできません。

バストマッサージ

マッサージによって一時的にむくみや肌の状態が変化することはありますが、乳房下垂を改善する十分な医学的根拠はありません。
強いマッサージは皮膚への刺激になる可能性もあるため、注意が必要です。

ナイトブラや補正下着

適切なサイズのブラジャーを着用すると、着用中のバストラインを整えたり、乳房の揺れによる不快感を軽減したりできます。
ただし、ブラジャーによって下垂した乳房が恒久的に元の位置へ戻るわけではありません。

垂れた胸を改善する美容医療とは?

胸の下垂を改善する美容医療には、乳房吊り上げ術やシリコン豊胸、脂肪豊胸などがあります。
それぞれ目的が異なるため、胸の状態に合わせて選択することが重要です。

治療方法主な目的適しているケース
乳房吊り上げ術下がった乳房や乳頭の位置を整える乳頭位置の低下や皮膚の余りがある
シリコン豊胸乳房のボリュームを増やす胸の大きさや上部のボリューム不足が気になる
脂肪豊胸自身の脂肪でボリュームを補う胸のボリューム不足を改善したい
乳房吊り上げ+豊胸胸の位置とボリュームの両方を整える下垂とボリューム不足が同時にある

豊胸だけで下垂を改善できる範囲には限界があり、特に乳頭の位置が大きく下がっている場合には、乳房吊り上げ術が必要になることがあります。

乳房吊り上げ術とは?

乳房吊り上げ術(マストペクシー)は、下垂した乳房の位置や形を整える外科手術です。
余分な皮膚を切除し、必要に応じて乳腺組織を再配置することで、乳房の形を整えます。
また、乳頭・乳輪の位置も調整し、バスト全体のバランスを改善します。

乳房吊り上げ術で期待できる効果

乳房吊り上げ術では、主に次のような改善が期待できます。

  • 下がった乳頭・乳輪の位置を整える
  • 余分な皮膚を切除し、乳房の形を改善する
  • 胸の下垂によるバストラインの変化を整える
  • 左右差の改善を目指す

ただし、乳房吊り上げ術は胸のボリュームを大きく増やす治療ではありません。
胸の大きさも改善したい場合には、豊胸との併用を検討することがあります。

乳房吊り上げ術の傷跡

乳房吊り上げ術では、下垂の程度や手術方法によって切開範囲が異なります。
乳輪周囲を切開する方法のほか、乳輪から乳房下溝に向かって縦方向に切開する方法、乳房下溝に沿って切開する方法などがあります。
一般的に、下垂が強い場合ほど皮膚の切除範囲が広くなり、傷跡も長くなる傾向があります。
傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなる場合がありますが、完全になくなるわけではありません。

乳房吊り上げ術のダウンタイム

術後は腫れや内出血、痛み、つっぱり感などが生じることがあります。
腫れや内出血は数週間かけて落ち着いていくことが多いものの、乳房の形がなじむまでには数ヶ月程度かかる場合があります。
また、傷跡の赤みや硬さが落ち着くまでには、さらに長い期間を要することがあります。
回復には個人差があるため、仕事復帰や運動再開の時期については医師の指示に従うことが大切です。

乳房吊り上げと豊胸は組み合わせられる?

乳房吊り上げ術は、シリコン豊胸や脂肪豊胸と組み合わせることも可能です。
例えば、授乳後に胸がしぼみ、乳頭の位置も下がっている場合には、乳房吊り上げ術だけでは胸の上部のボリューム不足が残ることがあります。
一方、豊胸だけでは余分な皮膚や乳頭の位置を十分に改善できない場合があります。
このようなケースでは、乳房吊り上げ術で胸の位置を整えながら、豊胸によってボリュームを補う方法が選択肢になります。
ただし、同時手術が適しているかどうかは、皮膚の状態や下垂の程度、希望するサイズなどによって異なります。
また、手術を組み合わせることで傷の治癒に関するリスクなどが増える場合もあるため、慎重な判断が必要です。

乳房吊り上げ術を受ける際に重要なポイント

乳房吊り上げ術では、単純に皮膚を切除して胸を持ち上げるだけでなく、乳房全体の形や乳頭の位置を考慮することが重要です。

乳頭・乳輪の位置を適切に整える

乳房吊り上げ術では、乳頭・乳輪の位置が仕上がりに大きく関係します。
胸の大きさや形、左右差を確認しながら、自然なバストラインを目指して位置を調整する必要があります。

皮膚の切除量と乳腺の配置を考える

皮膚の切除量が不足すると、十分な改善が得られない場合があります。
一方、過度に皮膚を切除すると、傷に強い張力がかかったり、乳房の形が不自然になったりする可能性があります。
そのため、皮膚の状態だけでなく、乳腺組織の位置やボリュームも考慮した手術計画が重要です。

傷跡やリスクについて理解する

乳房吊り上げ術は外科手術であるため、傷跡が残ります。
また、出血、感染、血腫、創傷治癒の遅れ、左右差、乳頭・乳輪の感覚変化などのリスクがあります。
まれに乳頭・乳輪の血流障害が生じることもあり、喫煙などは創傷治癒に悪影響を及ぼす可能性があります。
手術前には、期待できる効果だけでなく、傷跡や合併症についても十分に確認することが大切です。

東京ココセランクリニックの乳房吊り上げ術へのこだわり

東京ココセランクリニックでは、形成外科専門医が乳房吊り上げ術を担当しています。
乳房吊り上げ術は、乳房の位置を整えるだけでなく、皮膚の切除範囲や乳腺組織の配置、乳頭・乳輪の位置などを総合的に考える必要がある手術です。
当院では、胸の大きさや下垂の程度、左右差などを確認し、一人ひとりの状態に合わせた手術方法を検討しています。
また、乳房の下垂だけでなく、ボリューム不足も気になる方には、シリコン豊胸や脂肪豊胸との併用も選択肢としてご案内しています。
胸の位置を整えたいのか、ボリュームを増やしたいのか、あるいは両方を改善したいのかによって、適した治療は異なります。
当院では、患者様のご希望と乳房の状態を踏まえ、自然なバストラインを目指した治療をご提案しています。

胸の下垂についてよくある質問

Q. 一度垂れた胸は自然に元に戻りますか?

一度伸びた皮膚や下がった乳頭の位置を、自然に元の状態へ戻すことは難しいと考えられています。
下垂の程度によっては、乳房吊り上げ術などの外科的な治療が選択肢になります。

Q. 胸が垂れるのは何歳からですか?

胸の下垂が始まる年齢には個人差があります。
加齢だけでなく、妊娠・授乳や体重変化、皮膚の特徴なども関係するため、20代や30代でも下垂が気になることがあります。

Q. 垂れた胸は筋トレで改善できますか?

大胸筋を鍛えることで胸周囲の筋肉や姿勢に変化が生じる可能性はありますが、下垂した乳房そのものを元の位置に戻すことはできません。
乳頭の位置が下がっている場合には、外科的な治療が必要になることがあります。

Q. 垂れた胸は豊胸だけで改善できますか?

胸の上部のボリューム不足が主な原因であれば、豊胸によって見た目が改善する場合があります。
ただし、乳頭の位置が大きく下がっている場合や皮膚の余りが多い場合には、乳房吊り上げ術が必要になることがあります。

Q. 乳房吊り上げ術を受けたら、もう胸は垂れませんか?

乳房吊り上げ術によって胸の位置や形を改善できますが、加齢や体重変化などによる影響は術後も続きます。
そのため、将来的に再び下垂が生じる可能性があります。

Q. 乳房吊り上げ術と豊胸は同時に受けられますか?

乳房吊り上げ術とシリコン豊胸、脂肪豊胸を組み合わせることは可能です。
ただし、下垂の程度や皮膚の状態によっては、手術を分けた方が適している場合もあります。診察で適応を判断します。

まとめ

胸が垂れる原因には、加齢による皮膚の弾力低下や、妊娠・授乳に伴う変化、体重減少などがあります。
一度伸びた皮膚や下がった乳頭の位置を、筋トレやマッサージだけで元に戻すことは困難です。
ただし、美容医療によって胸の位置や形を整えることは可能です。
乳頭の位置が下がっている場合には乳房吊り上げ術、ボリューム不足が主な原因の場合には豊胸が選択肢となり、両方の問題がある場合には併用を検討することもあります。

東京ココセランクリニックでは、形成外科専門医が乳房の状態を確認し、下垂の程度や希望する仕上がりに合わせた治療方法をご提案しています。
胸の下垂が気になる方は、まず現在の乳房の状態を確認し、ご自身に合った改善方法を検討することが大切です。


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篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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