2026/08/05
脂肪吸引・脂肪注入
脂肪吸引は危険?知っておきたいリスクと安全性
はじめに
「脂肪吸引は危険って聞いたことがある」「死亡事故のニュースを見て不安になった」「安全に受ける方法はある?」
脂肪吸引は、気になる部位の脂肪を直接取り除くことができる美容外科手術です。一方で、手術である以上、リスクがゼロというわけではありません。
インターネットでは「危険」「失敗」「後遺症」といった情報を目にすることもあり、不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、リスクについて正しく理解し、適切な医療機関で治療を受けることで、多くのリスクは最小限に抑えることができます。
この記事では、脂肪吸引で起こり得るリスクや、安全に施術を受けるために大切なポイントについて詳しく解説します。
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脂肪吸引は手術である以上、リスクはある
脂肪吸引は、美容施術の中でも外科手術に分類されます。
皮膚に小さな切開を加え、カニューレという細い管を用いて皮下脂肪を吸引するため、体には一定の負担がかかります。
そのため、ダウンタイムだけでなく、出血や感染などの合併症が起こる可能性もあります。
ただし、現在では麻酔方法や手術機器、術後管理が進歩しており、適応を見極めたうえで適切に行われれば、安全性は大きく向上しています。
大切なのは、「危険な手術かどうか」ではなく、「安全に行える環境で施術を受けること」です。
脂肪吸引で起こり得るリスク
脂肪吸引では、術後に内出血や腫れ、むくみ、痛みがみられることがあります。
これらは多くの方に起こる一般的な反応であり、時間の経過とともに改善していくことがほとんどです。
また、術後2〜3週間頃からは拘縮と呼ばれる皮膚の硬さやつっぱり感が現れることがありますが、これも正常な回復過程の一つです。
一方で、まれではありますが、感染や血腫、皮膚の凹凸、左右差、皮膚のたるみなどが生じる可能性もあります。
これらのリスクを完全にゼロにすることはできませんが、術前の診察や適切な手術計画、術後の管理によって発生リスクを減らすことが可能です。
重篤な合併症が起こることはある?
脂肪吸引では、ごくまれに重篤な合併症が報告されています。
代表的なものとして、大量出血、脂肪塞栓、肺血栓塞栓症、麻酔に伴う合併症などがあります。
こうした合併症は頻繁に起こるものではありませんが、万が一に備えて適切な設備や緊急時の対応体制が整っている医療機関で施術を受けることが重要です。
また、一度に広範囲の脂肪を無理に吸引することは、体への負担が大きくなるため、患者様の体格や健康状態を考慮した手術計画が必要になります。
「安いから」という理由だけで選ぶのは危険
脂肪吸引は技術力によって仕上がりや安全性が左右されやすい手術です。
そのため、費用だけを基準にクリニックを選ぶことはおすすめできません。
極端に低価格の施術では、十分なカウンセリングや術後フォローが行われないケースや、一度に多くの症例をこなすことを優先しているケースもあります。
もちろん、価格だけで良し悪しは判断できませんが、「なぜその価格なのか」「どのような体制で手術を行っているのか」を確認することは非常に重要です。
安全性だけでなく、満足できる仕上がりを得るためにも、信頼できる医療機関を選びましょう。
安全に脂肪吸引を受けるために大切なこと
脂肪吸引の安全性を高めるためには、まず十分なカウンセリングを受けることが大切です。
患者様の体型や皮膚の状態、脂肪の付き方を診察したうえで、本当に脂肪吸引が適しているのかを判断する必要があります。
また、術前には既往歴や服用中の薬、持病などを正確に伝えることも重要です。
さらに、術後は圧迫固定や定期的な診察など、医師の指示に従ってアフターケアを行うことで、合併症の予防やより良い仕上がりにつながります。
脂肪吸引が向いていないケースもある
すべての方が脂肪吸引に適しているわけではありません。
皮膚のたるみが強い場合には、脂肪を減らすだけでは余った皮膚が目立ってしまうことがあります。
また、肥満の改善を目的とする場合には、脂肪吸引だけでは十分な効果が得られないこともあります。
持病や全身状態によっては手術自体が適さないケースもあるため、医師による診察で適応を確認することが大切です。
患者様にとって最適な治療が、必ずしも脂肪吸引とは限りません。
脂肪吸引は「リスクを理解したうえで受けること」が重要
脂肪吸引は、多くの方が満足できる変化を実感できる治療ですが、「簡単に痩せられる施術」と考えるべきではありません。
手術である以上、リスクやダウンタイムがあり、それらを理解したうえで治療を受けることが大切です。
一方で、必要以上に怖がる必要もありません。
適切な診察、安全管理、術後フォローが行われる環境で施術を受ければ、多くのリスクは適切に管理することができます。
まとめ
脂肪吸引は外科手術であるため、腫れや内出血、拘縮などのダウンタイムや、感染、左右差などのリスクがあります。
また、ごくまれではありますが、重篤な合併症が起こる可能性もあるため、安全性を重視した医療機関選びが欠かせません。
一方で、現在では手術技術や麻酔、安全管理の向上により、適切な診断と術後管理のもとで行われれば、安全性の高い治療として広く行われています。
大切なのは、「脂肪吸引は危険だから受けない」と考えるのではなく、リスクを正しく理解し、信頼できる医師・医療機関で自分に合った治療を受けることです。
それが、安全性と満足度の高い脂肪吸引につながります。
この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。