2026/05/24
レーザー
美肌治療
クレータータイプ別|ニキビ跡を治す施術
はじめに
ニキビが治った後も残る赤みや凹凸に悩んでいる方は少なくありません。
特にクレーター状のニキビ跡は、スキンケアだけでは改善が難しく、「何をやっても変わらない」と感じやすい悩みの一つです。
ただし、ニキビ跡には種類があり、それぞれ原因や適した施術が異なります。
自分のニキビ跡タイプに合わない治療を選ぶと、思ったような変化が出ないこともあります。
ここでは、ニキビ跡の種類と、それぞれに向いている施術について詳しく解説します。
当院のクレーター治療の種類と詳細は下記をご覧ください。
サブシジョン CO2フラクショナルレーザー ダーマペン ブレッシング
そもそもニキビ跡はなぜ残るのか
ニキビ跡は、炎症によって皮膚内部の組織がダメージを受けることで起こります。
炎症が浅ければ赤みや色素沈着だけで済むこともありますが、真皮層までダメージが及ぶと、皮膚の構造そのものが崩れ、凹凸として残ることがあります。
また、炎症が長引くほど組織破壊が進みやすく、重度のクレーターにつながるリスクも高くなります。ニキビ跡は単純な“跡”ではなく、皮膚構造の変化であるため、再生を促すアプローチが必要になります。
赤みタイプのニキビ跡
ニキビ後に赤みが残るタイプは、炎症による毛細血管拡張が関係しています。
まだ比較的新しいニキビ跡に多く、皮膚の凹凸は少ないものの、顔全体が赤く見えてしまうことがあります。
このタイプには、アドバテックスレーザーやVビームなどの赤みに特化したレーザーが選ばれることがあります。
また、炎症を抑えながら肌のターンオーバーを整えるために、ピーリングやエレクトロポレーションを組み合わせるケースもあります。
赤みタイプは比較的改善しやすい一方で、刺激を与えすぎると長引くこともあるため、過度なセルフケアには注意が必要です。
色素沈着タイプのニキビ跡
茶色っぽく残るニキビ跡は、炎症後色素沈着と呼ばれ、メラニン色素が沈着している状態です。
紫外線や摩擦によって悪化しやすい特徴があります。
このタイプには、ピコトーニングやレーザートーニングなど、メラニンへ穏やかにアプローチする施術が選ばれることがあります。
また、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服を併用することで、色素沈着改善をサポートするケースもあります。
色素沈着は時間とともに薄くなることもありますが、慢性化している場合は美容医療による介入で改善スピードを高めることができます。
クレータータイプのニキビ跡
皮膚が凹んで見えるクレータータイプは、真皮層の損傷によって起こります。
特に重度の炎症ニキビを繰り返した方に多く、セルフケアでは改善が難しい領域です。
クレーターには種類があり、代表的なのが「ローリング型」「ボックスカー型」「アイスピック型」です。
このタイプ分けによって、適した施術が変わります。
ローリング型クレーターに向いている施術
皮膚が波打つように広く凹んでいるローリング型は、皮膚内部の癒着が関係していることが多いです。
このタイプには、サブシジョンやニードルRF治療が向いています。
サブシジョンは、皮膚内部の癒着を切り離すことで凹みを改善する施術です。
また、ブレッシングやポテンツァなどのニードルRF治療は、微細な針刺激とRFによるコラーゲン生成を組み合わせることで、なめらかな肌へ導いていきます。
特にブレッシングは、斜め方向へ入るニードル構造によって、広範囲へアプローチしやすい特徴があります。
ボックスカー型クレーターに向いている施術
境界が比較的はっきりした四角い凹みが特徴のボックスカー型には、フラクショナルレーザーやダーマペンが選ばれることがあります。
皮膚へ微細なダメージを与えることで再生を促し、新しいコラーゲン生成によって凹みを改善していきます。
ただし、深いクレーターの場合は複数回の施術が必要になることが多く、一回で大きく変化する施術ではありません。
アイスピック型クレーターに向いている施術
毛穴のように深く細い凹みが特徴のアイスピック型は、最も改善が難しいタイプとされています。
通常のレーザーやダーマペンだけでは限界があり、TCAクロスなど特殊な治療を組み合わせるケースもあります。
深いクレーターほど皮膚再生に時間がかかるため、長期的な治療計画が必要になります。
毛穴とニキビ跡の違い
ニキビ跡と毛穴は似て見えることがありますが、実際には異なるものです。
ただし、クレーターによって毛穴が開いて見えるケースもあり、肌全体の凹凸感として悩まれている方も多くいます。
そのため、毛穴治療とニキビ跡治療を組み合わせることで、よりなめらかな印象を目指すことがあります。
どこまで改善できるのか
ニキビ跡治療で重要なのは、「完全に消す」ではなく、「どこまで目立たなくできるか」という視点です。
特にクレーターは皮膚構造そのものが変化しているため、一回で劇的に消える施術ではありません。
一方で、凹凸が浅くなり、光の当たり方が変わることで、肌印象は大きく変わることがあります。
ファンデーションのノリや肌の見え方が変わるだけでも、満足度につながるケースは多いです。
複数施術を組み合わせることも多い
実際には、赤み・色素沈着・クレーターが混在しているケースがほとんどです。
そのため、レーザー、ニードルRF、ピーリング、内服などを組み合わせながら治療を進めることが一般的です。
一つの施術だけで完結するというより、肌全体を段階的に整えていくイメージに近いです。
やりすぎによるリスク
ニキビ跡を早く改善したいからといって、強い治療を短期間で繰り返すと、炎症後色素沈着や赤みの長期化につながることがあります。
また、肌バリアが乱れることで逆にニキビが悪化するケースもあります。
治療は“強さ”より、“継続できるバランス”が重要です。
まとめ
ニキビ跡治療では、「どのタイプのニキビ跡なのか」を見極めることが非常に重要です。
赤み、色素沈着、クレーターでは必要な施術が大きく異なり、ローリング型・ボックスカー型・アイスピック型でも適した治療は変わります。
一回で劇的に変えるというより、肌再生を積み重ねながら少しずつ整えていく治療だからこそ、自分の肌状態に合った施術を継続することが、満足度の高い結果につながります。
ニキビ・赤み・毛穴などのお悩みカウンセリング
ご予約はこちら
この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。