2026/06/02
レーザー
ニキビ跡のクレーターは治る?CO2フラクショナルレーザーの効果
はじめに
ニキビは治ったのに、肌に残った凹凸が気になっている方は少なくありません。
特にクレーター状になったニキビ跡は、ファンデーションでも隠しにくく、鏡を見るたびに悩みを感じる方も多いでしょう。
スキンケアや市販薬で改善できると思っていたものの、思うような変化がなく、美容医療を検討し始める方も少なくありません。
その中でも長年クレーター治療に用いられてきた代表的な治療がCO2フラクショナルレーザーです。
この記事では、ニキビ跡のクレーターができる原因や、CO2フラクショナルレーザーで期待できる効果について解説します。
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クレーターはなぜできるのか
クレーターは、ニキビによる炎症が皮膚の深い部分まで及んだ結果として起こります。
炎症によってコラーゲンや真皮組織が破壊されると、皮膚が正常に再生できず、凹んだ状態のまま治癒してしまいます。
一度失われた組織は自然に元へ戻ることが難しく、時間が経過しても改善しないケースがほとんどです。
そのため、クレーター治療では皮膚の再生を促し、新たなコラーゲン生成を引き出すことが重要になります。
クレーターは自然に治るのか
赤みのあるニキビ跡であれば自然に改善することがあります。
しかし、クレーターになったニキビ跡は基本的に自然治癒が難しいと考えられています。
もちろん肌のターンオーバーによって多少目立ちにくくなることはありますが、凹んだ構造そのものが大きく改善することはほとんどありません。
そのため、クレーター改善を目指す場合は美容医療による治療が選択されることが一般的です。
CO2フラクショナルレーザーとは
CO2フラクショナルレーザーは、皮膚に非常に細かい点状の穴を多数開けることで、皮膚の再生能力を引き出す治療です。
皮膚へ意図的に微細なダメージを与えることで創傷治癒反応を起こし、新しいコラーゲンやエラスチンの生成を促します。
これによって凹んだ部分を少しずつ持ち上げ、肌表面を滑らかにしていくことを目指します。
フラクショナルとは「点状」という意味であり、皮膚全体を削るのではなく、一部を残しながら治療を行うため、従来のレーザーより回復しやすい特徴があります。
クレーターにどのような効果があるのか
CO2フラクショナルレーザーの最大の特徴は、皮膚そのものを入れ替えるような再生効果を促すことです。
レーザー照射によって真皮層でコラーゲン生成が活性化されることで、凹んだ部分が徐々に持ち上がり、肌の凹凸改善が期待できます。
また、肌表面の質感も整いやすくなるため、クレーターだけでなく毛穴やキメの乱れの改善につながることもあります。
治療を重ねることで肌全体が滑らかになり、化粧ノリの改善を実感する方も少なくありません。
どんなクレーターに向いているのか
クレーターにはいくつかの種類があります。
比較的浅いボックスカー型や、細かい凹凸が多数存在するタイプでは、CO2フラクショナルレーザーとの相性が良いケースがあります。
一方で、皮膚内部の癒着が強いローリング型や、深く鋭いアイスピック型では、レーザー単独では十分な改善が得られないこともあります。
その場合には、サブシジョンやブレッシング、ポテンツァなどを組み合わせることがあります。
クレーターは種類によって適した治療が異なるため、状態を見極めることが重要です。
施術回数
クレーター治療でよくある誤解が、「一回で治る」というイメージです。
しかし、クレーターは長年かけて形成された瘢痕組織であり、一度の治療で完全に改善することはほとんどありません。
CO2フラクショナルレーザーはコラーゲン生成を繰り返し促しながら改善を目指す治療です。
そのため、複数回の施術を重ねることで徐々に変化を実感していくことが一般的です。
クレーターの深さや範囲によって必要な回数は異なりますが、継続的な治療が前提になることを理解しておくことが大切です。
毛穴への効果
CO2フラクショナルレーザーは毛穴改善目的でも行われています。
毛穴の開きや肌の凹凸はコラーゲン不足が関係していることが多いため、コラーゲン生成を促進することで毛穴が目立ちにくくなることがあります。
特に、ニキビ跡と毛穴の両方が気になる方では、同時に改善を目指せる可能性があります。
ダウンタイム
CO2フラクショナルレーザーは比較的しっかりした治療であるため、ダウンタイムがあります。
施術後は赤みや熱感が出やすく、数日から1週間程度続くことがあります。
また、細かいかさぶたやざらつきが生じることもあります。
治療後は肌が敏感な状態になるため、紫外線対策や保湿をしっかり行うことが重要です。
ダウンタイムが少ない治療と比較すると負担はありますが、その分高い再生効果が期待できる治療でもあります。
ポテンツァやブレッシングとの違い
近年ではポテンツァやブレッシングなどのニードルRF治療も人気があります。
これらは針と高周波を組み合わせてコラーゲン生成を促す治療です。
一方でCO2フラクショナルレーザーは、皮膚を蒸散させながら再生を促す治療であり、アプローチ方法が異なります。
一般的には、肌表面の入れ替えや再生を重視する場合はCO2フラクショナルレーザー、肌内部の再構築や凹凸改善を重視する場合はニードルRF治療が選択されることがあります。
最近ではこれらを組み合わせて治療を行うケースも増えています。
まとめ
ニキビ跡のクレーターは、炎症によって真皮組織が破壊されることで起こるため、自然に改善することは難しいとされています。
CO2フラクショナルレーザーは、皮膚の再生能力を利用してコラーゲン生成を促し、クレーターや毛穴の改善を目指す治療です。
一度で治る治療ではありませんが、治療を重ねることで肌の凹凸が滑らかになり、質感の向上が期待できます。
クレーターにはさまざまな種類があるため、自分の肌状態に合った治療を選ぶことが重要です。
適切な診断と治療計画によって、長年悩んできたクレーター改善への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
CO2フラクショナルレーザー 傷跡
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この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。