クレーター・毛穴・傷跡の悩み|CO2フラクショナルレーザー

はじめに

「ニキビ跡のクレーターが気になる」「毛穴が目立って肌がなめらかに見えない」「昔の傷跡を少しでも改善したい」
このような悩みは、スキンケアだけで改善することが難しいケースが少なくありません。
クレーターや傷跡は皮膚の表面だけの問題ではなく、皮膚の深い部分にある真皮組織の変化が関係しています。そのため、美容液やピーリングだけでは十分な改善が得られないこともあります。
そこで長年行われてきた治療の一つがCO2フラクショナルレーザーです。
クレーターや毛穴、傷跡治療の代表的な選択肢として知られていますが、なぜ多くの方に選ばれているのでしょうか。
この記事では、CO2フラクショナルレーザーの特徴や期待できる効果について解説します。

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クレーターや傷跡はなぜ残るのか

ニキビや外傷によって強い炎症が起こると、皮膚の深い部分にある真皮組織がダメージを受けることがあります。
通常であれば皮膚は再生しますが、ダメージが大きい場合には正常な構造に戻れず、凹凸や瘢痕として残ることがあります。
これがクレーターや傷跡の原因です。
また、毛穴の開きについても、加齢や紫外線ダメージによるコラーゲン減少が関係していることがあります。
つまり、クレーター・毛穴・傷跡はそれぞれ異なる悩みに見えても、「コラーゲン不足」や「皮膚構造の乱れ」という共通した問題を抱えていることが多いのです。

CO2フラクショナルレーザーとは

CO2フラクショナルレーザーは、炭酸ガスレーザーを細かい点状に照射する治療です。
皮膚に無数の微細な穴を開けることで創傷治癒反応を引き起こし、新しい皮膚の再生を促します。
皮膚は傷を修復する過程でコラーゲンやエラスチンを生成するため、治療後は肌の再構築が進みます。
従来のレーザーのように皮膚全体を削るのではなく、一部の正常な皮膚を残しながら治療を行うため、回復しやすいことも特徴です。

肌を再生させる治療であることが最大の特徴

CO2フラクショナルレーザーが長年選ばれている理由は、単に表面を整える治療ではないからです。
肌を削ることが目的ではなく、肌が本来持つ再生能力を引き出しながら、新しいコラーゲン生成を促進することが目的です。
そのため、凹凸や傷跡だけでなく、肌質そのものの改善も期待できます。
治療後に「肌がなめらかになった」「化粧ノリが良くなった」と感じる方が多いのも、この再生効果によるものです。

クレーターに対する効果

ニキビ跡のクレーターは、真皮組織が失われることで起こります。
CO2フラクショナルレーザーは、真皮層で新しいコラーゲン生成を促進し、凹んだ部分を少しずつ持ち上げることを目指します。
一度で劇的に改善するわけではありませんが、治療を重ねることで肌の凹凸が目立ちにくくなることがあります。
特に浅いクレーターや細かな凹凸との相性が良く、肌全体を均一な質感へ導くことが期待できます。

毛穴に対する効果

毛穴の開きは、皮脂だけが原因ではありません。
加齢や紫外線ダメージによってコラーゲンが減少すると、毛穴周囲の組織が支えきれなくなり、毛穴が目立ちやすくなります。
CO2フラクショナルレーザーはコラーゲン生成を促進するため、毛穴周囲の皮膚を引き締める効果が期待できます。
その結果、毛穴が目立ちにくくなり、肌全体がなめらかに見えることがあります。
特に頬の開き毛穴やニキビ跡に伴う毛穴の目立ちとの相性が良い治療です。

傷跡に対する効果

傷跡は皮膚が不完全な形で修復された状態です。
CO2フラクショナルレーザーは皮膚の再生を促すことで、傷跡の凹凸や質感改善を目指します。
すべての傷跡が完全に消えるわけではありませんが、周囲との段差を目立ちにくくしたり、肌の質感を整えたりすることが期待できます。
特に手術跡や外傷後の瘢痕で相談されることも少なくありません。

肌質改善効果も期待できる

CO2フラクショナルレーザーはクレーターや傷跡だけの治療ではありません。
肌全体のターンオーバー促進やコラーゲン生成によって、キメやハリ感の改善も期待できます。
そのため、「クレーターが少し気になる」「毛穴も改善したい」「肌質も整えたい」という方に選ばれることがあります。
単一の悩みだけではなく、肌全体の質感改善を目指せることも魅力の一つです。

何回くらい必要なのか

クレーターや傷跡は長い時間をかけて形成されたものです。
そのため、一度の治療で完全に改善することは現実的ではありません。
多くの場合は複数回の施術を重ねながら徐々に改善を目指していきます。
また、コラーゲン生成は治療後すぐではなく、数週間から数か月かけて進行するため、時間をかけて変化を見ていくことが重要です。

ダウンタイムについて

CO2フラクショナルレーザーは比較的しっかりした治療であるため、ダウンタイムがあります。
施術後は赤みや熱感、ざらつきが出ることがあります。
また、細かいかさぶたが形成されることもあり、数日から1週間程度かけて落ち着いていきます。
最近の肌育治療やRF治療と比較するとダウンタイムは長めですが、その分しっかりとした再生効果が期待できる治療です。

ポテンツァやブレッシングとの違い

近年はポテンツァやブレッシングなどのニードルRF治療も人気があります。
これらは針と高周波を利用してコラーゲン生成を促進する治療です。
一方でCO2フラクショナルレーザーは、皮膚を蒸散させながら再生を促す治療であり、アプローチ方法が異なります。
どちらが優れているというわけではなく、クレーターの種類や肌状態によって適した治療は異なります。
最近では単独治療ではなく、複数の治療を組み合わせて行うケースも増えています。

まとめ

CO2フラクショナルレーザーは、クレーター・毛穴・傷跡など、皮膚の凹凸や質感改善を目的として長年行われてきた治療です。
皮膚の再生能力を利用してコラーゲン生成を促し、肌そのものを再構築していくことが特徴です。
一度で大きく変化する治療ではありませんが、継続することで肌の凹凸や毛穴が目立ちにくくなり、よりなめらかな肌を目指すことができます。
クレーターや傷跡に悩んでいる方にとって、CO2フラクショナルレーザーは今なお有力な選択肢の一つといえるでしょう。


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篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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