2026/05/31
レーザー
Vビームで改善しなかった赤みにアドバテックスレーザーは有効?
はじめに
赤ら顔やニキビ跡の赤みの治療として、Vビームは広く知られているレーザーです。
実際に治療を受けて赤みが改善する方も多い一方で、「何回か受けたけれど思ったほど変わらなかった」「一部は良くなったけれど赤みが残っている」という方も少なくありません。
そのような場合、「自分の赤みはもう改善しないのではないか」と不安になることもあるでしょう。
しかし、赤みにはさまざまな種類があり、Vビームだけですべての赤みに対応できるわけではありません。
近年では、アドバテックスレーザーという新しい選択肢も注目されています。
この記事では、Vビームで改善しなかった赤みに対してアドバテックスレーザーが有効なケースについて解説します。
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Vビームとはどのような治療なのか
Vビームは、赤み治療を目的とした色素レーザーです。
ヘモグロビンに反応する波長を利用し、拡張した毛細血管へ直接アプローチすることで赤みを改善します。
毛細血管拡張症や酒さ、ニキビ跡の赤みなどに対して広く使用されており、赤ら顔治療の代表的なレーザーとして知られています。
特に、目で見てもはっきり分かる血管拡張や強い赤みに対して効果を発揮しやすい治療です。
なぜVビームで改善しないことがあるのか
Vビームは優れた治療ですが、すべての赤みに同じように効果が出るわけではありません。
赤みの原因が明らかな血管拡張であれば反応しやすい一方で、肌全体の炎症や敏感肌による赤み、色ムラのような赤みに対しては変化を感じにくいことがあります。
また、赤みが非常に軽度の場合には、治療後に大きな変化を実感しにくいケースもあります。
実際には血管の治療は進んでいても、「顔全体が赤く見える」という悩みが残ることもあります。
赤みには種類がある
赤ら顔という言葉は一つですが、その中身はさまざまです。
毛細血管拡張による赤み、酒さによる慢性的な赤み、ニキビ跡の赤み、敏感肌による炎症性の赤みなど、原因によって適した治療は異なります。
また、複数の原因が重なっているケースも珍しくありません。
例えば、もともと赤ら顔の体質があり、さらにニキビ跡の赤みも残っている場合、単純に血管だけを治療しても満足できる結果にならないことがあります。
アドバテックスレーザーとは
アドバテックスレーザーは、589nmと1319nmという2種類の波長を搭載したレーザーです。
589nmは赤みや血管へアプローチし、1319nmは真皮層へ熱エネルギーを届けることでコラーゲン生成や肌質改善を促します。
そのため、血管だけをターゲットにするのではなく、肌全体の環境を整えながら赤み改善を目指せることが特徴です。
近年では、赤ら顔治療だけでなく、ニキビ跡の赤みや肌質改善目的でも注目されています。
アドバテックスレーザーが向いている赤み
アドバテックスレーザーの特徴は、強い赤みだけではなく、軽度の赤みにも対応しやすいことです。
例えば、頬だけうっすら赤い、肌全体が何となく赤っぽい、ファンデーションを塗っても赤みが透ける、敏感肌で刺激を受けると赤くなりやすいといった悩みは、必ずしも強い血管拡張ではありません。
そのため、Vビームで大きな変化を感じにくいケースもあります。
アドバテックスレーザーは、こうした細かな赤みや色ムラにもアプローチしやすく、肌全体を均一な印象へ導くことが期待できます。
Vビームとアドバテックスレーザーの考え方の違い
Vビームは血管治療を得意とするレーザーです。
一方でアドバテックスレーザーは、赤み改善と肌質改善を同時に目指すレーザーと考えると分かりやすいでしょう。
Vビームが「原因となる血管を減らす治療」だとすると、アドバテックスレーザーは「赤みが目立ちにくい肌環境を作る治療」に近い側面があります。
そのため、Vビームで強い赤みは改善したものの、何となく残る赤みや色ムラが気になる場合には相性が良いことがあります。
ニキビ跡の赤みにも向いている
ニキビ跡の赤みは、血管拡張だけでなく慢性的な炎症も関係しています。
アドバテックスレーザーは赤みへのアプローチに加え、真皮層でのコラーゲン生成を促進するため、肌質改善も同時に期待できます。
そのため、赤みだけでなく毛穴や肌のキメも気になっている方には魅力的な選択肢となります。
ダウンタイムの違い
Vビームは設定によっては紫斑が出ることがあります。
赤み治療としては非常に有効ですが、仕事や学校を休めない方にとっては負担になることもあります。
アドバテックスレーザーは比較的マイルドな治療であり、施術後の赤みも軽度で済むことが多く、日常生活への影響を抑えながら治療を続けやすい特徴があります。
そのため、ダウンタイムを重視する方からも選ばれています。
どちらが優れているのか
Vビームとアドバテックスレーザーは競合する治療ではなく、それぞれ得意分野が異なります。
明らかな毛細血管拡張や酒さによる強い赤みにはVビームが適していることがあります。
一方で、軽度の赤みや肌全体の色ムラ、ニキビ跡の赤み、肌質改善を同時に行いたい場合にはアドバテックスレーザーが適していることがあります。
また、実際には両方の治療を組み合わせることで、より満足度の高い結果につながるケースもあります。
まとめ
Vビームで改善しなかったからといって、赤み治療を諦める必要はありません。
赤みにはさまざまな原因があり、Vビームだけでは十分に対応しきれないケースもあります。
アドバテックスレーザーは、赤みへのアプローチに加えて肌質改善も同時に行えるため、軽度の赤みや色ムラ、ニキビ跡の赤みに悩む方にとって有力な選択肢となります。
特に、「強い赤みは改善したけれど、何となく赤い印象が残る」「もっと均一な肌を目指したい」という方は、一度アドバテックスレーザーを検討してみる価値があるでしょう。
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この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。