2026/07/30
レーザー
傷跡は美容医療で改善|レーザー治療で期待できる効果と限界
はじめに
「手術の傷跡が気になる」「転んでできた傷跡がなかなか消えない」「昔の傷跡も美容医療で改善できる?」
傷跡は時間の経過とともに目立ちにくくなることがありますが、完全に元の皮膚へ戻ることは難しく、長年悩み続けている方も少なくありません。
現在では、美容医療の進歩により、傷跡の赤みや凹凸、質感を改善できる治療法が増えています。
特にCO2フラクショナルレーザーは、皮膚の再生を促しながら傷跡を目立ちにくくする治療として広く行われています。
この記事では、傷跡は美容医療でどこまで改善できるのか、CO2フラクショナルレーザーを中心に詳しく解説します。
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傷跡は自然に治る?
傷が治る過程では、新しい皮膚が作られることで徐々に目立ちにくくなります。
しかし、深い傷や手術跡では、皮膚の構造そのものが変化してしまうため、時間が経っても完全に元通りになることはほとんどありません。
赤みは数か月から1年ほどで落ち着くことがありますが、凹みや盛り上がり、皮膚の硬さなどは自然には改善しにくい場合があります。
そのため、「できるだけ目立たなくしたい」という場合には、美容医療による治療が選択肢になります。
傷跡にはさまざまな種類がある
一口に傷跡といっても、状態によって適した治療は異なります。
・手術による線状の傷跡
・外傷による傷跡
・ニキビ跡による凹凸
・やけどによる瘢痕
・ケロイドや肥厚性瘢痕
特にケロイドや肥厚性瘢痕では、レーザーだけでなく内服薬や注射、圧迫療法などを組み合わせることもあります。
まずは傷跡の種類を正しく診断することが大切です。
CO2フラクショナルレーザーとは
CO2フラクショナルレーザーは、皮膚へ微細な穴を無数に開け、皮膚が修復される力を利用して新しいコラーゲンの生成を促す治療です。
傷跡の硬くなった組織を少しずつ再構築することで、下記のような効果が期待できます。
・凹凸の改善
・皮膚の質感改善
・毛穴の改善
・ニキビ跡の改善
傷跡を切り取る治療ではなく、自分自身の皮膚の再生力を利用して徐々に目立ちにくくしていくことが特徴です。
どのような傷跡に効果が期待できる?
CO2フラクショナルレーザーは、比較的平らになった古い傷跡や、凹凸が残った傷跡で効果が期待できます。
・手術跡
・外傷後の瘢痕
・ニキビ跡のクレーター
・水ぼうそうなどの凹み
複数回の治療によって質感の改善が期待できます。
一方で、赤く盛り上がったケロイドや炎症が続いている傷跡では、他の治療を優先することがあります。
一度で傷跡は消える?
傷跡治療でよくある誤解が、「一度で傷跡がなくなる」というイメージです。
実際には、CO2フラクショナルレーザーは少しずつ皮膚を再生させる治療です。
そのため、1回で劇的に変化するというよりも、数回に分けて治療を重ねながら徐々に改善していきます。
傷跡の深さや範囲、できてからの期間によって必要な回数は異なりますが、多くの場合は複数回の施術が推奨されます。
傷跡は完全に消える?
美容医療で目指すのは、「傷跡をなくすこと」ではなく、「できるだけ目立たなくすること」です。
皮膚が一度傷つくと、完全に元の状態へ戻すことは現在の医療でも困難です。
しかし、凹凸をなめらかにする、赤みを改善する、肌になじみやすい質感へ近づけることは十分期待できます。
治療前に「どこまで改善が期待できるか」を医師と共有しておくことが、満足度につながります。
ダウンタイムはある?
CO2フラクショナルレーザーにはダウンタイムがあります。
施術後は赤みやヒリヒリ感が数日続き、細かいかさぶたができることがあります。
その後、皮膚が再生することで徐々に肌質が改善していきます。
また、紫外線対策や保湿をしっかり行うことは、色素沈着を防ぎ、よりきれいな仕上がりにつながります。
傷跡治療は早い方がいい?
傷跡は時間が経っていても治療できるケースがあります。
一方で、傷が治った直後の赤みが強い時期や炎症が残っている段階では、すぐにレーザー治療を行わないこともあります。
傷跡の成熟度や状態を確認しながら、適切なタイミングで治療を開始することが重要です。
自己判断せず、まずは診察を受けることをおすすめします。
まとめ
傷跡は自然に目立ちにくくなることはありますが、深い傷や手術跡、凹凸のある瘢痕は自然に完全に消えることはほとんどありません。
CO2フラクショナルレーザーは、皮膚の再生を促すことで、傷跡の凹凸や質感を改善し、より目立ちにくい状態を目指す治療です。
ただし、一度で傷跡がなくなるわけではなく、複数回の治療を重ねながら少しずつ改善していくことが一般的です。
傷跡の種類によって最適な治療法は異なるため、まずは正確な診断を受け、自分の傷跡に合った治療方法を選ぶことが、満足のいく結果につながるでしょう。
CO2フラクショナルレーザー 傷跡
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この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。