ゼオスキンの種類と効果を徹底解説|失敗しない選び方とおすすめの使用ステップ

医療機関専売のスキンケアとして高い人気を誇る「ゼオスキン(ZO SKIN HEALTH)」。医師の管理下で行うプログラム型スキンケアのため、ホームケアでありながら医療レベルに近い効果を実感できる点が特徴です。しかし、ラインナップが非常に多く、「どれを使えばいいの?」「種類ごとに何が違うの?」と迷う方が多いのも事実。本記事では、ゼオスキンの種類・効果・おすすめの選び方を美容クリニック目線でわかりやすく解説します。

ゼオスキンとは?

ゼオスキンは、皮膚科医ゼイン・オバジが開発した医療機関専売のスキンケアブランドです。
一般的な化粧品とは異なり、以下のような強みがあります。

  • ビタミンA(レチノール/トレチノイン)による細胞レベルへのアプローチ
  • 肌の代謝とターンオーバーを促進し、根本的な肌質改善を目指す設計
  • 医師の診察に基づくカスタム処方
  • 目的別に組み合わせる「プログラム型」の使用方法

そのため、シミ・色むら・毛穴・ニキビ・小じわ・ハリ低下・くすみなど複数の悩みを同時に改善しやすい点が大きな魅力です。

ゼオスキンの4つのシリーズ構成

ゼオスキンは大きく以下の4カテゴリーに分かれます。
目的別に組み合わせることで最大限の効果を発揮します。

スキンケアの土台を整える:基本ケア(洗顔・化粧水)

まずは肌の土台を整えるアイテムから始まります。

・ハイドレーティングクレンザー:敏感肌でも使いやすい保湿洗顔料。乾燥しやすい方に最適。

・ジェントルクレンザー:皮脂・メイク汚れをしっかり落とすバランス型洗顔。

・エクスフォリエーティングクレンザー:脂性肌・毛穴詰まりが気になる方に。

・バランサートナー(化粧水):弱酸性に整え、有効成分の浸透を高める導入ローション。

このステップは、どのプログラムでも必須アイテムです。

肌トラブルへ直接作用:美容クリーム・美容液

ゼオスキンのメインとなる「攻めのケア」。肌悩みに応じて使い分けます。

【シミ・くすみ・色むら】

・ミラミン(ハイドロキノン):メラニン生成抑制+美白効果。肝斑にも使用可。

・ミラミックス(ハイドロキノン+トレチノイン併用):強力な美白効果。医師の管理下で使用。

【毛穴・ざらつき・ニキビ】

・デイリーPD:ビタミンE&ペプチドで皮脂コントロール+抗酸化。

・PSリファイナー:毛穴を引き締め、皮脂バランスを整えるクリーム。

【小じわ・ハリ・エイジング】

・スキンプライセラム0.25 / 0.5 / 1.0(レチノール):レベル別にビタミンAを選択。エイジング改善の中心。

・ARナイトリペア(高濃度レチノール):強力な肌再生効果。つや・はり・小じわに。

・Gファクターセラム:成長因子入りでダウンタイムなしのエイジングケア。

肌を守る保湿・鎮静ライン

レチノール反応が出やすい初期は、保湿・鎮静アイテムが必須。

・RCクリーム:乾燥しやすい肌の保護に最適。

・ハイドラファーム(目元用):小じわ・むくみ・クマにアプローチ。

紫外線ケア:日焼け止めライン

ゼオスキンは「紫外線カットを徹底すること」を重視しています。

・BSサンスクリーンSPF50:ブルーライト・近赤外線もカット。

・サンスクリーンプラスプライマー:化粧下地としても優秀。皮脂崩れに強いタイプ。

ゼオスキンの3つの使用プログラム(反応の強さで選ぶ)

ゼオスキンは目的に応じて3つのアプローチがあります。

セラピューティック(治療プログラム)

  • トレチノイン+高濃度ハイドロキノンを使用
  • 約12〜18週間で「剥離・赤み」が出る
  • シミ・毛穴・ニキビ跡の改善効果が高い

もっとも変化が大きいプログラムで、SNSでも人気。

メンテナンス(現状維持・再発予防)

  • レチノールを中心にした“無理のない”プログラム
  • 剥離はほぼなし
  • 肌を安定させながら透明感とハリをキープ

治療後の維持に最適です。

デイリースキンケア(反応が心配な方向け)

  • 低刺激なラインで肌の土台を整える
  • 敏感肌・初心者向け
  • 仕事柄ダウンタイムが出せない方に

ゼオスキンが改善できる肌悩み

ゼオスキンは複数の肌悩みを同時に改善しやすいことが特徴です。

  • シミ・肝斑・くすみ
  • 毛穴の開き・黒ずみ
  • ニキビ・ニキビ跡
  • 小じわ・たるみの初期症状
  • ごわつき・ざらつき
  • 透明感の低下
  • 年齢とともに出る肌のゆるみ

特にビタミンAの効果で、肌のハリ・艶・毛穴改善は実感しやすいと人気があります。

ゼオスキンを選ぶときのポイント

・レチノール反応(赤み・皮むけ)が出せるかどうか

・シミ・毛穴・ニキビなど、何を優先して改善したいか

・通院頻度(定期的な診察が必要)

・仕事や予定とダウンタイムの兼ね合い

・敏感肌の場合は強度を落としたプログラムを選択

ゼオスキンは「自己判断で強いアイテムを使う」と逆に悪化することもあるため、必ず医療機関で相談しましょう。

ゼオスキンはどんな人におすすめ?

  • ホームケアで本気の肌質改善をしたい
  • 毛穴・シミ・小じわの改善を目指したい
  • ハイドロキノンやレチノールの効果をしっかり出したい
  • 美容医療と並行して肌の底上げをしたい

一方で、妊娠中・授乳中は使用できないアイテムがあるため、事前に医師へ相談が必要です。

まとめ

ゼオスキンはアイテムの種類が多く複雑に見えますが、
目的に合わせて医師がプログラムを組むことで、短期間での肌質改善が期待できる非常に優れたスキンケアです。

  • しっかり治療したい → セラピューティック
  • 肌を維持したい → メンテナンス
  • 反応を出したくない → デイリーケア

自分に合ったプログラムを選ぶことで、より安全に最大の効果を得ることができます。

篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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