「クレーターは治る?」ニキビ跡に対するキュアジェットの効果と向いている人

ニキビ跡治療を検討している方の多くが、「クレーターは本当に治るの?」「キュアジェットってニキビ跡に効くの?」と疑問を感じています。

実際、近年は

  • ダーマペン
  • ポテンツァ
  • サブシジョン
  • フラクショナルレーザー

などさまざまな治療法がある中で、
「キュアジェット」という新しい治療法に興味を持ち、「ニキビ跡 キュアジェット」「キュアジェット クレーター」と検索する方が急増しています。

結論からお伝えすると、キュアジェットはニキビ跡・クレーター治療において「有効なケース」と「限界があるケース」がはっきり分かれる治療です。

本記事では、

  • ニキビ跡・クレーターの正体
  • キュアジェットの作用メカニズム
  • どんなクレーターに有効なのか
  • 効果を感じにくいケース(限界)
  • 他治療との違い
  • 後悔しないための治療選び

まで、医師がカウンセリングで説明する内容をすべて網羅して解説します。

そもそもニキビ跡・クレーターとは何か

ニキビ跡が「クレーター」になる仕組み

ニキビ跡の中でも、凹凸として残るものを一般的にクレーター状ニキビ跡と呼びます。

これは、炎症性ニキビが真皮層まで達し、

  • コラーゲン
  • エラスチン
  • 皮膚構造

が破壊された結果、皮膚が元の高さまで戻れなくなった状態です。

つまりクレーターは、「表面の問題」ではなく「皮膚構造の損傷」によって生じています。

クレーターは自然に治らない?

結論から言うと、クレーター状ニキビ跡は自然治癒しません。

スキンケアや化粧品で改善するのは、色素沈着、赤みまでであり、凹みそのものを埋めることはできません。

そのため、医療によるアプローチが必要になります。


ニキビ跡治療が難しい理由

ニキビ跡治療が難しい最大の理由は、「壊れた皮膚構造をどう再構築するか」という点にあります。

  • 皮膚を削る
  • 刺激を与えて再生を促す
  • 癒着を剥がす
  • 内側から持ち上げる

これらを組み合わせながら、少しずつ改善を目指す治療がニキビ跡治療です。

「1回で完全に治る」治療は存在しません。

キュアジェットとはどんな治療?

キュアジェットの基本原理

キュアジェットは、針を使わずに高圧ジェット噴射で薬剤を真皮層まで届ける治療です。

特徴は、

  • 針を刺さない
  • 表皮へのダメージが少ない
  • 均一に薬剤を届けられる
  • ダウンタイムが比較的軽い

という点です。

キュアジェットは何をしている治療?

キュアジェットは単なる「薬剤注入」ではありません。

  • 高圧ジェットによる微細な組織刺激
  • 薬剤注入による線維芽細胞活性化

この二重作用によって、コラーゲン生成促進、皮膚の再構築を狙う治療です。

キュアジェットはニキビ跡にどう効くのか

クレーターへの作用メカニズム

キュアジェットは、真皮層に直接刺激を与え、コラーゲン再生を促すことで、クレーターの「底上げ」効果を狙います。

また、軽度の癒着であれば、ジェット圧による癒着緩和効果も期待できます。

キュアジェットが向いているニキビ跡

キュアジェットが比較的有効なのは、以下のタイプです。

  • 浅めのローリング型クレーター
  • 全体的な肌の凹凸
  • 毛穴が連なったようなニキビ跡
  • ダーマペンなどで効果が頭打ちになったケース

「浅い・なだらか・広範囲」なクレーターが適応になりやすいです。

キュアジェットの限界|効きにくいケース

深いアイスピック型クレーター

  • 深く鋭い
  • 点状に凹んでいる

このタイプは、キュアジェット単独では改善が難しいことが多く、サブシジョンや外科的治療が必要になります。

強い線維性癒着がある場合

皮膚が下の組織と強く癒着している場合、ジェット圧だけでは剥がしきれず、改善が乏しいケースがあります。

1回で治したいと考えている場合

キュアジェットは、複数回前提の治療です。

「1回で大きく変えたい」という期待には向きません。

他のクレーター治療との比較

ダーマペンとの違い

  • ダーマペン:表皮〜真皮への点状刺激
  • キュアジェット:真皮層への立体的刺激+薬剤

ダーマペンで効果が弱かった人の次の選択肢として検討されることが多いです。

ブレッシングとの違い

  • ブレッシング:RF(高周波)による熱刺激+組織収縮・再構築
  • キュアジェット:機械的刺激+薬剤注入による再生促進

炎症後色素沈着リスクを抑えたい方や、熱治療が不安な方にはキュアジェットが適している場合があります。

サブシジョンとの違い

  • サブシジョン:癒着を物理的に剥がす
  • キュアジェット:再生を促す

深いクレーターはサブシジョン+キュアジェット併用が有効なケースもあります。

キュアジェットは何回で効果を感じる?

多くの場合、1か月間隔で3〜5回行い、徐々に肌質改善・凹凸改善を実感するケースが多いです。

1回での変化は控えめですが、回数を重ねることで確実に差が出る治療です。

ダウンタイム・副作用

ダウンタイム

  • 赤み:数時間〜1日
  • 点状内出血:数日

ダーマペンより軽いケースが多いです。

副作用・リスク

  • 一時的な赤み
  • 内出血
  • 腫れ

重篤なリスクは少ない治療ですが、過度な期待は禁物です。

キュアジェットで後悔しやすい人の特徴

  • 深いクレーターを単独で治そうとした
  • 1回で劇的変化を期待した
  • 適応説明を十分に受けていない

これらは、治療選択ミスによる後悔につながります。

ニキビ跡治療で後悔しないために大切なこと

  • 自分のクレータータイプを知る
  • 単独治療か併用かを判断する
  • 回数前提で考える
  • 医師の説明をきちんと受ける

まとめ

キュアジェットは、浅いクレーター、肌全体の凹凸、ダウンタイムを抑えたい人にとって、非常に有効なニキビ跡治療の選択肢です。

一方で、深いクレーター、強い癒着、即効性重視には限界があります。

「自分のニキビ跡に合っているか」これを正しく判断することが、満足度を左右します。


キュアジェット

篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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