ほうれい線治療をしても満足できないのはなぜ?失敗と感じる原因を徹底解説

「ほうれい線治療を受けたのに、思ったほど変化がない」
「写真で見ると多少変わった気もするけれど、満足感がない」
「一時的に良くなったが、すぐ元に戻ったように感じる」

ほうれい線は、顔の印象を大きく左右するパーツのひとつです。そのため、美容医療による改善を希望される方が非常に多い一方で、治療を受けたにもかかわらず満足できないと感じる方も少なくありません。

本来、ほうれい線治療は正しく行えば若々しい印象を取り戻すことが可能です。それにもかかわらず、なぜ「満足できない」「失敗した気がする」という感想が生まれてしまうのでしょうか。

この記事では、ほうれい線治療で満足できないと感じる理由を、構造・治療選択・期待値・経過・デザインといった複数の観点から詳しく解説し、後悔しないために知っておくべき考え方を網羅的にお伝えします。

ほうれい線はなぜ目立つようになるのか

ほうれい線は、単純な「シワ」ではありません。多くの方が誤解しがちですが、ほうれい線は顔の構造変化の結果として現れる“線”です。

主な原因には以下があります。

  • 加齢による頬脂肪の下垂
  • 頬骨・上顎骨の萎縮
  • 皮膚のハリ・弾力の低下
  • 表情筋の動きによる折れ癖
  • 皮下組織のボリュームロス

これらが複合的に重なることで、ほうれい線は年齢とともに深く、くっきりと目立つようになります。そのため、原因を正しく把握しないまま治療を行うと、満足度が大きく下がる結果になりやすいのです。

ほうれい線治療で満足できない理由

原因に合っていない治療を選んでいる

ほうれい線治療には、ヒアルロン酸注入、糸リフト、HIFU、レーザー治療、スキンブースターなど、さまざまな選択肢があります。

しかし重要なのは、「どの治療が一番有名か」ではなく、
**「自分のほうれい線の原因に合っているかどうか」**です。

たとえば、

  • 頬のたるみが主因なのに、線の部分だけに注入している
  • 骨格の影響が大きいのに、皮膚表面への治療しか行っていない
  • ボリュームロスが原因なのに、引き上げ治療のみを行っている

このような場合、見た目の変化が乏しく、「治療した意味が分からない」と感じてしまいます。

「ほうれい線=埋めるもの」という誤解

ほうれい線治療で最も多い誤解が、
「溝をヒアルロン酸で埋めれば消える」という考え方です。

確かに浅いほうれい線の場合、適切な量と位置での注入によって改善が期待できます。しかし、多くのケースでは、

  • 頬全体が下がってきている
  • 顔の重心が下に移動している

という状態が背景にあります。

この状態で線だけを埋めると、不自然なふくらみが出る、笑ったときに違和感が生じる、かえって老けた印象になるといった結果につながることもあり、「満足できない」と感じやすくなります。

顔全体ではなく「部分」だけを見ている

ほうれい線は顔の中央に位置するため、どうしてもそこだけに目が向きがちです。しかし、ほうれい線は顔全体のバランスの乱れが集約された結果とも言えます。

頬、こめかみ、フェイスライン、口元などを含めて立体的に評価しないと、部分的な治療では限界があります。

顔全体の印象が変わらなければ、たとえ線が少し浅くなっていても、「あまり変わっていない」という印象を持ってしまうのです。

期待値が現実とかけ離れている

美容医療は万能ではありません。
特にほうれい線は、骨格、皮膚の厚み、皮下組織の量、年齢による変化によって、改善の限界が個人ごとに異なります。

「完全に消える」「10歳若返る」といったイメージを持ったまま治療を受けると、どんなに適切な治療でも満足できなくなってしまいます。

単一の治療で完結しようとしている

ほうれい線は複合的な原因で形成されるため、1つの治療だけで劇的に改善するケースは限られます。

  • ボリューム補正
  • たるみ改善
  • 肌質改善

これらを組み合わせることで、初めて自然な若返りにつながる場合も多いです。

単一治療にこだわると、「何となく変わらない」という結果になりやすくなります。

効果が完成するまでの過程を知らない

ほうれい線治療の中には、直後がピークに見える治療と、数週間〜数か月かけてなじむ治療があります。

ダウンタイムや完成時期を正しく理解していないと、途中経過で「失敗した」と感じてしまう原因になります。

医師のデザイン力・経験差

ほうれい線治療は、注入量・位置・深さ・バランスが非常に重要な治療です。同じ製剤・同じ施術名でも、医師によって仕上がりには大きな差が出ます。

経験や症例数が不足している場合、効果が弱い、不自然になる、持続が短いといった結果になりやすく、満足度が下がります。

「戻った」のではなく「慣れた」可能性

治療直後は変化を強く感じても、数週間経つと見慣れてしまい、「元に戻った」と感じることがあります。

実際には改善しているにもかかわらず、脳が変化に慣れてしまう現象も、満足度を下げる一因です。

ほうれい線治療で満足するために本当に大切なこと

満足度を高めるためには、以下の考え方が重要です。

  • 原因を多角的に診断する
  • 顔全体のバランスで治療を考える
  • 現実的なゴールを共有する
  • 必要に応じて治療を組み合わせる
  • 経験豊富な医師を選ぶ

よくある質問

ほうれい線治療は何回で満足できますか?

ほうれい線治療は、1回で完結する場合もあれば、数回に分けて仕上げるケースもあります。年齢や原因によって適切な回数は異なります。

どの治療が一番効果的ですか?

「一番効果的な治療」は存在しません。
あなたのほうれい線の原因に合った治療が、最も効果的な治療です。

まとめ

ほうれい線治療で満足できない理由の多くは、
ほうれい線だけを見て治療してしまうことにあります。

本来のほうれい線治療は、顔全体の立体構造、年齢による変化、表情との調和を考慮した、総合的な若返り治療です。

正しい診断と適切な治療計画のもとで行えば、ほうれい線治療は自然で満足度の高い結果につながります。


しわのお悩みカウンセリング

篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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