2025/12/15
豊胸
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痛み・ダウンタイムはどれくらい?豊胸手術の経過スケジュールとバストケア完全ガイド
豊胸手術は「理想のバストラインを叶える美容医療」の中でも人気の高い施術ですが、実際に受けるとなると気になるのが 痛み・ダウンタイム・回復の流れ です。
「仕事はいつ復帰できる?」「痛みはどのくらい続く?」「術後に何をしたらいい?」など、術後の生活を具体的に知っておきたい方は多いでしょう。
本記事では、シリコンバッグ豊胸・脂肪注入豊胸の2種類に分けて、痛みやダウンタイムの期間、日常生活に戻るまでのスケジュールをわかりやすく解説します。さらに、術後に必ず押さえるべきバストケアのポイントもご紹介します。
豊胸の痛み・ダウンタイムの目安
| シリコン豊胸 | 脂肪豊胸 | |
|---|---|---|
| 痛み | 3-7日 | 3-5日 |
| 腫れ | 1-2週間 | 1-2週間 |
| 内出血 | 1-2週間 | 2-3週間 |
| 日常生活への復帰 | 1週間 | 3-7日 |
| 運動 | 4-6週間後 | 3-4週間後 |
| 完成 | 3-6ヶ月 | 3-6ヶ月 |
豊胸手術後の経過スケジュール
| シリコンバッグ豊胸 | 脂肪豊胸 | 共通 | |
|---|---|---|---|
| 当日 | ・麻酔が切れると胸部に強い圧迫感 ・大胸筋下の場合は「動かすと痛い」筋肉痛に近い痛み ・胸を固定するためのバンド・圧迫下着を着用 ・腕が挙げにくい、重い物を持てない ・当日のシャワーはNG(体拭きのみ) | ・注入部は軽い痛み、吸引部が強く痛む ・吸引部の圧迫ガードルの着用が必要 ・体液がガーゼに滲む場合がある ・シャワーは翌日または医師の指示に従う | – |
| 1-3日目 | ・痛みがピーク ・眠る姿勢は仰向けのみ(横向きはNG) ・胸の張り感・熱感がある ・車の運転は控える | ・吸引部の痛みで動作が制限されやすい ・脂肪の生着のため、過度な圧迫はNG | ・痛みがピーク ・眠る姿勢は仰向けのみ(横向きはNG) ・胸の張り感・熱感がある ・車の運転は控える |
| 1週間 | ・腫れがやや落ち着く ・抜糸 ・圧迫固定を継続 ・マッサージが必要なタイプの場合は指導が始まる | ・吸引部の痛みが徐々に軽減 ・内出血の色が黄色く変化 ・軽い外出が可能に | ・多くの方が仕事復帰しやすい時期 ・デスクワークなら約1週間で復帰可能 |
| 2-3週間 | ・胸の張り感が軽くなる ・大胸筋が動かしやすくなる ・下着選びが少し楽に ・軽い家事は問題なし | ・脂肪が少しずつ定着 ・2回目の脂肪注入を検討する場合はこの頃相談する ・不自然な張り感は徐々に改善 | – |
| 1ヶ月 | ・ほとんどの痛みが消える ・形が徐々に安定 ・傷は赤みがあるがメイクや下着で隠れる ・軽い運動は再開可能(胸に負荷のない範囲で) | ・ほとんどの痛みが消える ・形が徐々に安定 ・傷は赤みがあるがメイクや下着で隠れる ・軽い運動は再開可能(胸に負荷のない範囲で) | – |
| 3-6ヶ月 | ・脂肪が少しずつ定着 ・2回目の脂肪注入を検討する場合はこの頃相談する ・不自然な張り感は徐々に改善 | ・生着する脂肪が定まり、サイズが確定 ・柔らかい質感になり自然なラインに ・失われた脂肪が気になる場合は追加注入を検討 | – |
痛みの特徴の違い
| 痛みの原因 | 痛みの強さ | 備考 | |
| シリコンバッグ豊胸 | ・大胸筋が伸ばされる ・創部の刺激 | 強め(3-7日) | 挿入位置による差が大きい |
| 脂肪豊胸 | ・吸引部の筋肉痛 ・注入部の張り | 中程度(3-5日) | 吸引後のケアが重要 |
豊胸後に必ずやるべきバストケア
圧迫固定(クリニック指示に従う)
バッグは拘縮予防
脂肪注入は過度な圧迫を避ける
指示期間は必ず守る
シャワー・入浴制限を守る
シャワー:通常24〜48時間以降
入浴:1〜2週間以降
傷を濡らさないよう注意
術後の下着選び
ワイヤー入りは1ヶ月程度NG
スポーツブラ・ノンワイヤーを使用
脂肪注入の場合、胸の圧迫になるブラは避ける
運動・エステ・飲酒などの制限
激しい運動:4〜6週間後
岩盤浴・サウナ:2〜4週間後
飲酒:1週間後から少量のみに
エステ:吸引部は1〜2ヶ月は避ける
通院して経過チェックを受ける
拘縮
脂肪のしこり
傷跡のトラブル
バストラインの偏り
など早期発見が重要です。
まとめ
豊胸手術の痛み・ダウンタイムの感じ方は個人差がありますが、一般的には1週間前後で日常生活に戻れる方がほとんどです。
シリコンバッグ → 筋肉痛系の強い痛みが数日
脂肪注入 → 吸引部の痛みが中心
完成まではどちらも約3〜6ヶ月
術後のケアを丁寧に行うほど、より自然で美しい仕上がりに近づきます。
この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。