シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリット|失敗しないためのポイントと最新トレンド

バストのボリュームアップを希望する女性の中で、安定した人気を誇る「シリコンバッグ豊胸」。脂肪注入やヒアルロン酸注入と比較して、仕上がりの確実性とサイズ選択の自由度の高さから、多くの患者様が選ぶ施術です。
本記事では、シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリット、失敗しないためのポイント、さらに最新トレンドまで、美容医療の専門家目線でわかりやすく解説します。

シリコンバッグ豊胸とは?

シリコンバッグ豊胸(プロテーゼ豊胸)は、胸の下(乳腺下/大胸筋下/デュアルプレーンなど)に人工のシリコンバッグを挿入し、半永久的にバストアップを実現する施術です。
現在主流となっているバッグは、なめらかで柔らかいコヒーシブシリコンジェルタイプで、自然な触感と高い安全性が評価されています。

シリコンバッグ豊胸のメリット

半永久的なバストアップが可能

シリコンバッグは体内で吸収されず、理論上は半永久的にボリュームを維持できます。
「確実に大きくしたい」「長年維持したい」という方に向いています。

サイズ・形を細かく選べる

丸型、しずく型(アナトミカル)、高さの違いなど多様なラインナップがあり、
・大きくしたい
・自然にしたい
・デコルテをふっくらさせたい
など、目的に合わせたデザインが可能です。

脂肪が少ない痩せ型の方でも対応できる

脂肪注入豊胸は、十分な脂肪が必要ですが、シリコンバッグは体型を問わず理想のサイズに調整できるのが魅力です。

1回の手術で理想のサイズへ

脂肪注入は複数回必要な場合がありますが、バッグは1回の手術で希望サイズに仕上がるのが大きなメリット。

形崩れしにくい

バッグは内部構造が安定しているため、全体の形が綺麗に整いやすく、左右差の改善にも有効です。

シリコンバッグ豊胸のデメリット

ダウンタイムが比較的長い

術後数日は痛みや圧迫感があり、通常

  • 腫れ:1〜2週間
  • 痛み:1週間程度
  • 運動再開:4〜6週間
    程度が必要です。

傷跡のリスクがある

挿入経路によって傷の位置が異なります。

  • 乳房下溝
  • 腋窩(わき)
  • 乳輪周囲

いずれも時間とともに薄くなりますが、体質により残ることがあります。

カプセル拘縮の可能性

体が異物を包み込む「被膜(カプセル)」が固くなると、胸が硬く触れたり、変形したりする場合があります。
技術力の高い医師の施術でリスクを大幅に下げることが可能です。

シリコンバッグ豊胸が向いている人

  • 確実に大きくしたい
  • 痩せ型で脂肪が足りない
  • 1回の手術で理想のサイズにしたい
  • 長期間バストをキープしたい
  • 左右差を整えたい

失敗しないためのポイント

挿入する層(乳腺下/筋膜下/大胸筋下/デュアルプレーン)の選択が重要

胸の厚みや乳腺量によって最適な層が異なります。
・薄い胸 → 大胸筋下 or デュアルプレーン
・脂肪が多め → 乳腺下
など、個別に判断が必要です。

医師の症例数・技術レベルを必ずチェック

シリコンバッグ豊胸は高度な技術が必要です。
特に

  • 拘縮の予防
  • 左右差の調整
  • バッグの適切なサイズ選定
    は医師の経験値で大きく差が出ます。

症例写真の“角度違い” “アップ写真” “術前術後の比較” が揃っているクリニックは信頼性が高い傾向があります。

大きすぎるサイズを選ばない

体型に合わないサイズを選ぶと、拘縮や変形につながりやすく、ナチュラルさも損なわれます。
医師と相談し、胸幅・皮膚伸展性・体型バランスを考慮しましょう。

拘縮予防のための術後ケアが必須

術後は

  • マッサージ(必要な場合のみ)
  • 圧迫固定
  • 医師の指示に沿った経過観察
    がとても重要です。

最新トレンド:自然仕上がり・安全性重視が主流に

コヒーシブシリコン“第5世代”の普及

破損しにくく、触感が柔らかい最新ジェルが主流。
形状記憶力が高く、自然な丸みを作れます。

デュアルプレーン法が選ばれる理由

大胸筋の上と下を組み合わせる挿入法で、

  • 上部は自然な立ち上がり
  • 下部は柔らかな触感
    の両立が可能。バレにくいと人気です。

痩せ型への“薄胸症例”の適応範囲が拡大

最新の立体シミュレーションと細かなサイズ展開により、痩せ型でも自然に仕上げやすくなっています。

傷跡が目立たない腋窩アプローチの需要増

内視鏡を用いた手術が進化し、腋の下の小さな傷のみで挿入可能なケースが増えています。

まとめ

シリコンバッグ豊胸は、

  • 半永久的なボリューム維持
  • サイズ選択の自由度
  • 痩せ型でも可能
    という強みから、長く選ばれ続けている施術です。

一方で、拘縮やサイズ選びなどの注意点もあるため、
技術の高い医師・豊富な症例を持つクリニックで相談することが成功の鍵です。

篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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