冬を乗り切るスキンブースター|乾燥・小じわ・くすみを一気に底上げする美容医療

冬は1年の中でもっとも肌がダメージを受けやすい季節です。気温・湿度の低下、暖房による乾燥、マスク摩擦などが重なり、普段は気にならなかった小じわやくすみ、毛穴の開きが一気に悪化することも少なくありません。
こうした“季節性の肌ダメージ”を最短で立て直し、内側からうるおいとハリを戻す施術として、今人気が高まっているのが スキンブースター(肌育治療) です。

本記事では、冬に特に効果を発揮するスキンブースターの種類と特徴、施術後の変化、他施術との組み合わせについて、分かりやすく解説します。

なぜ冬の肌は老けて見える?

冬は、肌の水分量が最も落ちる季節です。
角層水分量の低下は、以下のような悩みを同時に引き起こします。

  • 乾燥による小じわ
  • 透明感の低下(くすみ)
  • バリア機能の低下による赤み・ヒリつき
  • 毛穴の目立ち
  • 触ったときのゴワつき、メイクノリの悪さ

スキンケアを丁寧にしても“表面を保湿しているだけ”では根本改善が難しく、
肌内部(真皮)に直接アプローチできるスキンブースターの需要が冬に一気に高まります。

スキンブースターとは?

スキンブースターとは、肌の内部に有効成分をダイレクトに届けることで“肌そのものの質を底上げする”治療の総称です。

目的は
「保湿・ハリ・ツヤ・毛穴・弾力の総合改善」

冬のダメージで弱った肌を根本から立て直すのに非常に相性の良い治療です。

冬におすすめのスキンブースターの種類と特徴

プロファイロ

— とにかく“ハリと弾力”を出したい人に
高濃度のヒアルロン酸を特殊な構造で配合し、皮膚再生を促す人気治療。
・輪郭のもたつき
・肌のハリ不足
・乾燥小じわ
に特に効果的。
冬の乾燥でしぼんだ肌を内側からふっくらと若返らせます。

ボライト

— “水分保持能力”を底上げする長期保湿治療
ヒアルロン酸が肌内部で長期間にわたり水分を抱え込み、
“約6〜9ヶ月”うるおいが続くのが特徴。
とにかく乾燥がひどい冬シーズンに最適。

リジュラン(ヒーラー/アイ)

— 肌再生力を高め、薄い目元にも◎
サーモン由来の“PN”を使用し、細胞レベルで修復を促す治療。
・ちりめんジワ
・目元のハリ不足
・透明感の低下
に高い効果を発揮します。
冬場に老け見えしやすい目元のケアにも最適

ブレッシング

— “毛穴・凹凸・ツヤまでまるごと改善したい人に”
肌質改善とサブシジョン効果を同時に狙えるスキンブースター。

特徴的なのは、斜めに刺入できる専用ニードルを使用することで、肌の浅い癒着(浅い凹み)を優しくほぐしながら薬剤を均一に届けられる点。

・毛穴の開き
・浅い凹凸(ニキビ跡の凸凹)
・キメの粗さ
・ツヤ不足
・くすみ
に特に効果的。

乾燥やストレスで硬くなった肌をやわらかく整え、なめらかで光を反射する“つるん肌”へ。

水光注射

— 乾燥・ツヤ不足に即効性
美容成分を均一に細かく注入する治療。
ヒアルロン酸・ビタミン・アミノ酸などを“ブレンドカスタム”できるため、冬の乾燥対策にとても強力。
施術直後からツヤと水分量が上がり、メイクノリが劇的に改善します。

ダーマペン(ヴェルベットスキン含む)

— 乾燥と毛穴、ゴワつきを同時に改善
微細な針で肌の再生を促し、同時に成分を導入する施術。
冬に悪化しやすい
・毛穴の開き
・肌のザラつき
・くすみ
に特に効果的です。

エレクトロポレーション

— 刺さない施術で、保湿を最大化
“針を使わずに”美容成分を肌の奥まで届けることができる施術。
刺激が少なく、冬の敏感肌でも受けやすいというメリットがあります。

アドバテックスレーザー

— バリア機能低下で起こる赤みを改善

スキンブースターとは離れますが、番外編。
冬は乾燥により赤みが目立ちやすい季節。
アドバテックスレーザーは血管性の赤みに加えて、乾燥による炎症性赤みにも効果的。
肌が敏感になりがちな冬の“火照り・赤ら顔”改善に向いています。

冬にスキンブースターを受けるメリット

乾燥ダメージを受けにくい“強い肌”を作れる

角層バリアが回復し、肌の水分保持力が急改善。

小じわ・ツヤの改善が早い

1回でもメイクノリの変化を感じやすい施術が多い。

肌トラブル(赤み・かゆみ)が出にくいベースが整う

冬特有の敏感症状を予防できる。

紫外線が弱く、施術時期として最適

ダウンタイムがある施術も開始しやすい。

他施術とのベストコンビ(冬バージョン)

・スキンブースター × アドバテックスレーザー
 → バリア機能回復 + 赤みケアで肌状態が安定

・スキンブースター × ピーリング(マイルド)
 → 表面の古い角質をとり、成分定着がUP

・スキンブースター × 水光注射 or エレクトロポレーション
 → 内側と表面の保湿を同時に強化

・スキンブースター × ダーマペン(ヴェルベットスキン)
 → 毛穴・くすみが気になる人に最強の組み合わせ

冬の肌は「乾燥 × くすみ × 毛穴」の複合悩みになりやすいため、
複数アプローチの併用で改善スピードが加速します。

ダウンタイムは?

スキンブースターは施術によりダウンタイムが異なります。

  • プロファイロ/ボライト:数日〜1週間、軽度の膨らみや内出血
  • リジュラン:注入部の膨疹が2〜3日
  • 水光注射:内出血、数日の赤み
  • ダーマペン:1〜3日の赤み
  • エレクトロポレーション:ほぼゼロ
  • アドバテックスレーザー:軽い赤み(当日〜翌日程度)

冬はマスクで隠せるため、ダウンタイムのある治療を始めるのに適した季節です。

まとめ

冬は外的環境が厳しく、肌老化が加速しやすい季節。
スキンケアだけでは補いきれない乾燥ダメージを、
スキンブースターで“根本的に改善”することで、春まで続く健やかでツヤのある肌を維持できます。

冬の肌悩みが増えた方、乾燥による小じわ・くすみが気になる方は、
スキンブースターによる“肌育治療”をぜひ取り入れてみてください。

篠﨑 智公

この記事の監修者

院長

篠﨑 智公

2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。

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