2026/01/28
美容皮膚科
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#美白
フォトフェイシャルは意味ない?効果を感じない人の共通点と本当の適応
「フォトフェイシャルって意味ないって聞いた」「何回やっても効果を感じない」「シミが消えないし、お金の無駄だった」
このような声が一定数存在するのは事実です。
しかしそれは、フォトフェイシャルという治療自体が無意味だからではありません。
実際には、
- 治療適応のミスマッチ
- 期待値設定のズレ
- 皮膚構造の違い
- 治療設計の問題
- 施術選択ミス
といった構造的な要因によって、「意味ない」「効果がない」と感じてしまう人が生まれています。
本記事では、医学的・構造的視点から
- フォトフェイシャルが“意味ない”と感じる理由
- 効果を感じない人の共通点
- 効果が出る人の条件
- 向いている人・向いていない人
- 他治療との違い
- 後悔しない治療選択の考え方
を整理し、フォトフェイシャルの本当の適応と限界を明確にします。
フォトフェイシャルとは何か
フォトフェイシャル(IPL治療)は、広範囲の波長を持つ光エネルギーを皮膚に照射し、メラニン、ヘモグロビン、皮脂腺などに作用させることで、
- シミ
- くすみ
- 赤ら顔
- 毛穴
- 肌質
の改善を目的としたマイルドな光治療です。
レーザー治療のように「一点破壊型」ではなく、広域改善型治療であることが最大の特徴です。
なぜ「意味ない」と感じる人が生まれるのか
① シミの種類が適応外
フォトフェイシャルが反応しやすいのは
- 表在性色素斑
- 炎症後色素沈着
- そばかす
などです。
一方で
- 肝斑
- 深在性シミ
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
には効果が出にくい、または悪化リスクがあります。
適応外のシミに照射すると「意味ない」どころか逆効果になることもあります。
② 期待値が高すぎる
フォトフェイシャルは「改善治療」であり、「除去治療」ではありません。
「1回でシミが消える」「レーザー並みに取れる」という期待を持つと、必ず「意味ない」という感覚になります。
③ 回数不足
フォトフェイシャルは1回完結治療ではなく、複数回治療前提の治療設計です。
一般的には5〜10回程度の継続で変化を実感するケースが多く、1〜2回で判断すると効果を感じにくいのは自然です。
④ 出力・設定の問題
機器設定がマイルドすぎる場合、安全性は高い一方で治療効果が弱くなります。
「意味ない」と感じる人の中には、出力設計の問題が原因のケースも少なくありません。
⑤ 皮膚構造の個人差
- 角質層の厚さ
- 真皮構造
- メラニン分布
- 血管構造
これらの違いによって、
光反応性には個人差が生じます。
同じ治療でも効果の出方が違うのは医学的に自然な現象です。
適応症状
効果を感じない人の共通点
- シミの種類が適応外
- レーザー級効果を期待
- 1〜2回で判断
- 他治療との比較誤認
- 治療設計理解不足
効果を感じやすい人の条件
- 表在性シミ
- そばかす体質
- 赤ら顔
- くすみ
- 毛穴悩み
- 肌質改善目的
向いている人
- ナチュラル改善を求める
- ダウンタイムを避けたい
- 定期的メンテナンス治療
- 美肌目的
向いていない人
- 即効性重視
- 完全除去目的
- 深在性シミ
- 肝斑主体
他治療との違い
フォトフェイシャル vs ピコレーザー
- フォトフェイシャル:広い範囲の肌悩みをまとめて改善
- ピコレーザー:気になるシミを狙って治療
フォトフェイシャル vs レーザートーニング
- フォトフェイシャル:シミ・赤みに反応しやすい光治療
- レーザートーニング:肌全体を均一に整えるレーザー治療
後悔しないための治療選択思考
「何を治したいか」を明確にすることが最重要です。
- シミを消したい
- 肌質を整えたい
- くすみを改善したい
目的によって、最適治療は変わります。
カウンセリングで確認すべき質問
- このシミはフォト適応?
- 何回で変化?
- 代替治療は?
- 併用治療は?
- 肝斑リスクは?
まとめ
フォトフェイシャルは、万能治療ではありません。
しかし、適応が合えば非常に有効な治療です。
「意味ない」と感じる多くのケースは、治療選択ミス・適応ミスマッチ・期待値ズレが原因です。
重要なのは、
✔ 正しい診断
✔ 適応判断
✔ 治療設計
フォトフェイシャルは施術ではなく、設計型美肌治療です。
治療の価値は、「何を選ぶか」ではなく「何に使うか」で決まります。
この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。
