2025/12/28
クマ治療
#クマ治療
クマ取りで老けて見える原因とは?失敗・後悔を防ぐために知っておきたい真実
目の下のクマは、顔全体の印象を大きく左右するパーツのひとつです。クマがあるだけで疲れて見えたり、実年齢より老けた印象を与えてしまうことも少なくありません。そのため、美容クリニックでのクマ取り治療は非常に人気が高く、「若返り治療」の代表的な選択肢として広く知られています。
しかし一方で、「クマ取りをしたのに老けて見える」「以前より疲れた印象になった」「失敗したのではないかと後悔している」と感じる方が一定数存在するのも事実です。本来はマイナスの印象を改善するための治療であるにもかかわらず、なぜこのような結果が起こってしまうのでしょうか。
本記事では、クマ取りで老けて見えてしまう原因について、クマの種類・治療方法・加齢変化・デザインの考え方などを踏まえながら詳しく解説します。これからクマ取りを検討している方はもちろん、すでに治療を受けて不安を感じている方にも参考になる内容です。
そもそもクマ取りとはどのような治療なのか
クマ取りとは、目の下に生じるクマ、たるみ、影、凹みなどを改善し、疲れた印象や老けた印象を和らげることを目的とした美容医療の総称です。代表的な治療法には、経結膜脱脂法(目の裏側から脂肪を除去する方法)、表ハムラ法・裏ハムラ法、脂肪注入、ヒアルロン酸注入、高周波治療やスキンブースターによる皮膚のハリ改善などがあります。
多くの方が「クマ=目の下の脂肪が原因」「クマ取り=脂肪を取る手術」というイメージを持っていますが、実際にはそれほど単純ではありません。この誤解こそが、クマ取りで老けて見える最大の原因のひとつになっています。
クマ取りで老けて見える原因
クマの種類を正確に診断できていない
クマには明確なタイプが存在する
目の下のクマは、主に青クマ・茶クマ・黒クマの3種類に分類されます。
青クマは血行不良によって皮膚の下の血管が透けて見える状態で、睡眠不足や冷え、目の疲れなどが影響します。茶クマは摩擦や紫外線などによる色素沈着が原因で、皮膚を引っ張っても色が変わらないのが特徴です。黒クマは加齢により目の下の脂肪が突出したり、皮膚がたるんだりすることで影が生じ、黒く見える状態を指します。
一般的に外科的なクマ取り手術の適応となるのは主に黒クマですが、実際には青クマや茶クマが同時に存在する「複合型クマ」であるケースが非常に多く見られます。
診断を誤ると老け見えにつながる理由
青クマや茶クマが主な原因であるにもかかわらず、脂肪除去のみを行った場合、クマの色味は改善されません。その一方で目の下のボリュームだけが減少するため、凹みや影が強調され、「クマが残ったまま老けた」という印象になってしまいます。
クマ取りで自然な若返りを目指すためには、どのクマがどの程度関与しているのかを正確に診断し、それぞれに適した治療を組み合わせることが不可欠です。
脂肪を取りすぎてしまう
目の下の脂肪は若々しさを支える重要な組織
目の下の脂肪は、単なる「余分なふくらみ」ではありません。適度に存在することで、目元にハリと立体感を与え、若々しい印象を保つ役割を果たしています。
脂肪を過剰に除去してしまうと、目の下が不自然に凹み、骨格が目立つようになります。その結果、やつれて見えたり、疲労感が強調されたりして、実年齢以上に老けた印象を与えてしまうことがあります。
取りすぎによる影響は時間とともに大きくなる
クマ取り直後は「すっきりした」と感じても、数年後に「年々老けて見える」「目の下の凹みが目立つ」と感じるケースは少なくありません。これは、加齢とともに皮膚や脂肪のボリュームが自然に減少していくためです。
特に20代や30代で脂肪を取りすぎてしまうと、将来的な加齢変化に対応できず、修正が難しくなる場合もあります。クマ取りは、その時点の見た目だけでなく、数年後・十数年後を見据えた治療設計が重要です。
凹み・段差・影を考慮していない
クマ取り後に老けて見える原因として非常に多いのが、目の下に生じる凹みや段差です。脂肪を取った部分と取っていない部分の境界がはっきりすると、光の当たり方によって影が強調され、クマが悪化したように見えることがあります。
若々しい目元に必要なのは、目の下から頬にかけてのなだらかなカーブと、凹凸の少ない立体構造です。そのため、脂肪除去だけでなく、脂肪注入やヒアルロン酸による微調整を組み合わせることが重要になるケースも少なくありません。
年齢による変化を無視している
加齢とともに、目元では皮膚の菲薄化、コラーゲンの減少、骨の萎縮、筋肉の衰えなどが進行します。20代や30代と同じ治療を40代・50代に行っても、同じ結果が得られるとは限りません。
年齢による変化を考慮せず、脂肪除去のみを行うと、皮膚を支える土台が失われ、たるみや凹みが強調されてしまい、結果として老けて見える原因となります。年代に応じた治療設計が非常に重要です。
ダウンタイム中の状態を誤解している
クマ取り後は、腫れや内出血、むくみなどが一時的に生じることがあります。完成までには1〜3か月程度かかるのが一般的で、この途中経過の段階で「老けた」「失敗した」と感じてしまう方も少なくありません。
術後の経過や完成までの期間について十分な説明を受けていないと、不安が強くなり、治療への満足度が下がってしまうことがあります。ダウンタイムを正しく理解することも、後悔を防ぐための重要なポイントです。
クマ取りで後悔しないために知っておきたい重要なポイント
クマ取りで老けて見えるリスクを避けるためには、まずクマの種類を正確に診断してもらうことが大切です。そのうえで、脂肪を取りすぎない治療方針を選び、凹みや影まで考慮したデザインを重視する必要があります。
また、年齢や将来の変化を見据えた治療計画を立てること、症例数が多く修正治療にも対応できる医師を選ぶことも重要です。クマ取りは単純な施術ではなく、医師の経験や美的感覚が仕上がりに大きく影響する治療です。
まとめ
クマ取りで老けて見える原因の多くは、「脂肪を取ること」だけに注目した治療にあります。本来のクマ取りは、目元の立体バランスや顔全体との調和、将来を見据えた自然な若返りを目指す治療です。
正しい診断と適切な治療計画のもとで行えば、クマ取りは疲れ顔や老け顔を改善し、自然で若々しい印象へ導く有効な選択肢となります。治療を検討する際は、目元全体を総合的に評価し、一人ひとりに合った方法を提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
この記事の監修者
院長
篠﨑 智公
2014年、福岡大学医学部医学科卒業。形成外科・美容外科専門医。たるみ治療、豊胸をはじめ、幅広い美容施術を得意とし、患者一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。
